ビタミンB1(チアミン)
ビタミンB1(チアミン)は、炭水化物の代謝を円滑にするビタミンで、炭水化物を多く摂取するほどビタミンB1が必要になり、ビタミンB1が欠乏すると疲労感や食欲不振、肩こりなどを引き起こします。記憶力や集中力低下、息切れしやすい、食欲がない、熟睡できないと感じたらビタミンB1不足かもしれません。また神経が疲れやすい場合、ビタミンB1、B6、B12が不足し、バランスが崩れている可能性があります。
ビタミンB1が必要な人
- 酒・糖質の摂取量が多い人
- スポーツをする人
- 喫煙者
- 神経・筋肉の疲労を回復したい人
- 肩こり・腰痛・ぎっくり腰の人
- 糖尿病・風邪・胃炎の人
ビタミンB1の生理作用
ビタミンB1には、脳や神経組織のエネルギー源になる炭水化物(糖質)の代謝を助ける役割があります。また、神経や脳とも関係が深く、中枢神経や末梢神経を正常に保つほか、ストレスを緩和して精神の安定をさせる効果があります。更に疲労物質が体内に貯まるのを防ぎ、疲労を緩和するとともに回復を早める効果もあります。最近ではアルツハイマー症にも効果があるとされ、期待されているビタミンです。
ビタミンB1の過剰症
ビタミンB1は、過剰摂取しても体内で必要な分しか利用されず、残りは尿などと一緒に体外へ排泄されますので、過剰症の心配はまずありません。
- 発疹
- 浮腫
- 神経過敏
ビタミンB1の欠乏症
- 脚気、
- 食欲不振
- 胃腸障害
- 記憶力低下
- 浮腫
- 疲労
- 倦怠
- 関節炎
- 早期老化
- 肩こり
- 心的ストレス
ビタミンB1の吸収促進
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ナイアシン
ビタミンB1の吸収阻害
- 水に溶ける
- 熱に弱い
- アルカリ性に弱い(重曹やふくらし粉、医薬品の一部など)
ビタミンB1の食事摂取基準
| 年齢(歳) | 1日の推奨量 (mg) | 上限量(mg) | |
|---|---|---|---|
| 男 | 女 | ||
| 0~5(月) | 0.1(※1) | — | |
| 6~11(月) | 0.3(※1) | — | |
| 1~2 | 0.5 | 0.5 | — |
| 3~5 | 0.7 | 0.7 | — |
| 6~7 | 0.9 | 0.8 | — |
| 8~9 | 1.1 | 1.0 | — |
| 10~11 | 1.2 | 1.2 | — |
| 12~14 | 1.4 | 1.2 | — |
| 15~17 | 1.5 | 1.2 | — |
| 18~29 | 1.4 | 1.1 | — |
| 30~49 | 1.4 | 1.1 | — |
| 50~69 | 1.3 | 1.0 | — |
| 70以上 | 1.0 | 0.8 | — |
| 妊婦(付加量) | — | +0~0.3(※2) | — |
| 授乳婦(付加量) | — | +0.1 | — |
資料元: 厚生労働省2005年版食事摂取基準より
ビタミンB1の上限量の定めはありません。
(※1)目安量
(※2)妊娠初期は±0、妊娠中期は+0.1、妊娠後期は+0.3
ビタミンB1を多く含む食品
ビタミンB1は主に豚肉、豆類、玄米などに多く含まれています。炭水化物(糖質)の摂取量が多いほど必要量も増えるので、積極的な摂取を心がけましょう。特に間食などする際にはビタミンB1を含む食品、飲料を同時に摂取するのがお勧めです。また、ビタミンB群はお互いに助け合いながら作用するので、ビタミンB1、B2、B6をバランスよく摂取しましょう。
| 食品名 | 1食分(g) | 含有量(mg) |
|---|---|---|
| 豚ヒレ肉 | 80 | 0.78 |
| うなぎ蒲焼 | 100(1串) | 0.75 |
| 豚もも肉(脂肪以外) | 80 | 0.75 |
| ボンレスハム | 50(2枚) | 0.45 |
| 焼き豚 | 50 | 0.42 |
| タラコ | 40(1/2腹) | 0.28 |
| 大豆 | 30 | 0.25 |
| そら豆 | 50 | 0.25 |
| 落花生(乾燥) | 30 | 0.25 |
| えんどう豆 | 30 | 0.22 |
| 紅鮭 | 80(1切) | 0.21 |
| 子持ちカレイ | 100(1切) | 0.19 |
| 鶏レバー | 50 | 0.19 |
| 玄米ご飯 | 120(1杯) | 0.19 |
| ブリ | 80(1切) | 0.18 |
| オレンジ果汁(天然) | 210(1カップ) | 0.15 |
| 枝豆 | 50 | 0.15 |
| ベーコン(ロース) | 20(1枚) | 0.12 |
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